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2010'04.21.Wed

前へ進めぬ花の歌

なんと!!あやさんから素敵SSを貰ってしまいましたーvv
花言葉SS企画にちゃっかり乗っていましt←
やばいやばい! 禿 萌 え た !!

お久しぶりです。ついったーではタミフってました紅玉です。
感想更新してなくてすみませんorz
余裕あるときにでも書きます!ぶっちゃけ参加そこまでしてないから溜まってないs


では追記にて。
いっちゃんがとある誰かの恋愛相談(寧ろ一人語り?)に乗ってます!



 僕が前に進まなかった未来では
 僕は思い出の恋となりうるのでしょうか


 風がそよぎ、学園の花壇に咲き誇る白い花々を揺らす。
 射月はすっと目を細めた。
 白い花は、実はそれほど好きではない。
 清純な花というイメージが強いが、失恋を意味する花言葉も存在するのだ。
 また、白い花は自分には似つかわしくない。
 けれど、魅入られる自分もまた、存在する。
 (この花は、虚雲くんのようだ)
 穢れない白い彼に自分は相応しくない。
 その穢れなさを愛していながら、自分色に染めてやりたいと考える。
 手に入らないと知りつつ、惹かれて止まない。
 そこで射月は人の気配を感じ、振り返った。
 警戒する必要はない。
 それは、馴染みのものだった。
 「こんにちは。こちらにはいらっしゃいませんよ」
 射月の先には葛葉の姿があった。葛葉は黒龍の剣の花嫁だが、非常に無口な男である。だが、射月はこの無口な男のことは嫌いではなかった。その瞳は抜き身の剣のような清廉さがあり、けれども自分を否定する輝きはない。恐らく感じているであろうことを口にする気がないのも好ましいと思っていた。
 そうか…という言葉が続くような空気を漂わせた後、葛葉は射月が見つめていたものに気づいた。
 「ガーベラという花です。華やかでしょう?女性に喜ばれる花の一つです」
 射月は言葉を切り、自嘲の笑みを浮かべた。
 「虚雲くんの誕生花なんです。僕には似合わない花ですよね」
 そう、似合う人物は他にいる。
 自分などよりも似合う彼女。
 けれど、分かっていながら、譲りたくない自分がいる。
 誰にも渡したくない。
 叶うことなら鎖で繋いで部屋から出さず、自分のことしか見えないようにしてやりたい。
 それはもう、自分が愛する虚雲の姿ではないと知っていても。
 「………」
 葛葉がゆっくりと射月の隣へ歩いてくる。
 同じ目線で白いガーベラを見つめた後、彼は少し困惑しているような表情を浮かべた。それは非常に僅かな変化で、葛葉が自覚しているかどうかすら分からないものだったが、少なくとも射月にはそう見えた。
 剣の花嫁である葛葉の姿は、黒龍の大切な誰かに似ているのだろう。それを自分が知る由もないし、興味と呼べるものを抱いている訳ではないが、それでも、黒龍が葛葉にどういう感情を抱いているのかは何となく想像がつく。そして、葛葉がその感情に対し、応えるべきではないと思っていることも想像がつく。
 それでも、射月は思うのだ。
 「ガーベラの花言葉には、前進という意味があるそうです」
 「……」
 葛葉が射月へ顔を向ける。
 「前進した先に何があるかは分かりませんが、剣より研ぎ澄まされたその目ならば前へ進んでも揺らぐことはないでしょう。
 あなたは、僕とは違う。
 進むことを躊躇い、剣を曇らせないよう、僕は願います」
 遠くから虚雲が射月を捜す声が聞こえる。
 自分を捜すあの声に逆らう術は自分にはない。
 会釈して去ろうとしたその後頭部に何かが当たる。


 それは、紙飛行機。


 拾い上げ、投げた彼に微笑する。
 紙飛行機には、たった一言簡素な礼が書いてあった。
 

 「僕は、簡単に思い出の恋にしてほしくないだけですよ」


 恋愛は、そんな理屈ではないから。
 前へ進むことが出来る余地があるのなら。
 思い出の恋にするべきじゃない。
 彼は、自分とは違う。


 葛葉と別れ、自分を捜す虚雲に走り寄る。
 ふと、思いつき、彼は言った。
 「帰りに、花屋に寄っていいですか?」


 白いガーベラは自分には相応しくない。
 けれど。


 「花菖蒲、そろそろ店先に並ぶと思いますので」


 今、傍にいることが許されるなら。
 自分は、この花を抱こう。


 前進も後退も出来ず立ち尽くす、一人の男が抱く花の歌。


 ガーベラ:前進(鈴倉虚雲誕生花)
 花菖蒲:忍耐、あなたを信じます(紅射月誕生花)


***

もう感謝の一言…!!!
きょんの誕生花がコレとは知らなくて選んでました(爆)
流石いっちゃん…テレパシーか何かかしら←
そして紫煙さん貸してくれたろこっ☆もありがとう!!
リアだと上手く絡めそうになかったから、少しでも背中押せたなら嬉しい?w
本当にあやさんありがとうーー!!
冒頭のところとか、泣きそうになりましt


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