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2010'03.23.Tue

明くる春 鳥のさえずり 美しく 新たな旅立ち どうか幸あれ

んー恥ずかしいからパスつけたかったんだけ、どね!←
記念に少しの期間だけパスなしで出しておいてみるてすと。
ひいな感想の小ねたSSとして書いてただけだから日本語おかしいYO!
思った以上に長くなったので、分けてみました。

時間軸はひいなの後。海已とセンセイ+αです。
…最近この二人が多い気がするのは気のせいではないと思います(ぁ
愛故愛故!きょんとかだとどうしても年齢制限g(ry
※結構長いです。
気になる方、暇な方は追記にて!


「センセイ…今日はその、困らせてわりィ」

虚雲が物思いにふけてる間に、海已は星を家のベランダへと呼び出した。
大体流れから海已の言いたいことに察しがついた星はあっさりと承諾し、黙って着いてきた。
今日の曲水の宴での出来事。
衣装を着て二人で思い出に残るようにと写真を撮ったりもした。
そして遣り水での告白…星は俳句でその場で返事をした。

海已はそよ風で緩やかに揺れる星の髪に目を落とし、星へと視線を戻す。
どことなく気まずそうで軽く目が泳いでいる。
対照的に星は口元に緩い笑みを浮かべていた。

「ううん、海已くんの気持ち…嬉しかったよ。はっきり言ってくれてありがとう」
「分かってたんだ、出会ったときから。終わりにしようしようと思ってたけど、このまま何も言わずってのは何か癪だし…やっぱり納得いかなかっただけだ」
「海已くんは、やさしいね」
「…それ、センセイが言う台詞じゃねぇよ」

人がいる前でつい勢い余って言った事を悔やんではいない。
寧ろこのままずっと言えないままの方が嫌だった。
今の"センセイ"との関係は心地よかったが、それでも伝えなければいけないと思ったから。
海已はベランダの柵に両腕を乗せて雲ひとつない真っ青な空を見渡す。
春の風が桜の花弁を運び、再び二人の前を通り過ぎる。
その花びらを星は掴み、唇に当ててふっと柔和に少し陰りのある笑みを零す。

「ううん、海已くんの方が優しいわ。私は…結局、逃げてしまったもの」
「上手く…誤魔化されたとは思ったが」
「でもこれが本当の気持ち。私は海已くんの気持ちを受け取れてもそれに応える術がないの。何故かは…言わなくても分かるでしょう?」
「……前言撤回。センセイは意地悪だぜ」
「大人の女性には一つや二つそういうところがあるんだよ?覚えておきなさいねぇ~」
くすくすと笑いながら海已の額にこつんと拳を宛てる。
きっと細目で睨み返しフイっと顔を逸らして拗ねるその仕草は、年相応な子供にも見えた。
その横顔があまりに可愛らしかったので、星の癖が発動されてしまう。
身長的にすっぽりと海已の懐に入ってしまうのがこれまた海已を悩ます種となった。
「オイ!だから、そういうこと気安くすんじゃねぇ!また誤解すんだろうがっ!」
「海已くんが可愛いのがいけないんですーぎゅー」
「離せって!鈴倉がいるだろっ…!特に射月には見られたくね…」

「僕がどうかしましたか?」
「…?!いつから、居た?」

心臓が思わず飛び出そうになった。
タイミング良く現れた青年、紅射月。俺はコイツが大嫌いだ。
だから余計に自称笑顔がチャームポイントの目の前の相手には見られたくなかった。
「今さっきですよ。なんだか楽しそうだなと思って来ちゃいました。お邪魔でしたか?」
「…わざとやってんじゃねぇ。邪魔だ、今すぐ消えろ」
「そんなことを言ってくるんですが、お邪魔でしたか?茜生」
「いっ君もいらっしゃい~!センセイはウェルカムですよ?」
予想通りな反応でつまらないといった様子で肩を竦め、今度は星に話を振りだした。
海已に抱き付いたまま笑顔で手招きする星に、少しだけ黒い感情が渦巻いたのは言うまでもない。
ただでさえ心の整理をつけるのに荒れてるってのにぬけぬけと…!
沸々と怒りが芽生えたがふっと頭に意地の悪い考えが浮かぶ。

「っ……お前今日、鈴倉と何か話したか?」
「…?いえ、すぐに出かけたみたいなのであまり会話はしてませんが…なんでですか?」

口角あげて厭な笑み浮かべる海已に、射月の心がざわめく。
海已が「鈴倉」の名を持ち出すときは大抵嫌な予感しかしない。
話が作り話だったとしても、もしかしたら本当なのではと疑ってしまうから。
その心を見透かしてか、身を乗り出し射月の胸倉を引き寄せ、耳元でこう囁いた。

お前、その内捨てられるぜ。鈴倉に


+++


「…きょんのこと、応援してたんじゃないの?」
「仮に鈴倉のことを応援してたとしても、射月を応援してやる義理はさらさらねぇな」
突然気分が悪くなったと言い出した射月は、星の制止を振り切りそのまま部屋に戻ってしまった。
射月を追い出すには効果覿面だったようだが、星の視線が微かに痛い。
今はようやく解放されて嬉しいやら寂しいやら複雑な心境である。
ベランダの柵に凭れながら、海已は煙草に火をつけ一服する。

「そういえば、まだきょんの前だと『センセイ』って呼ぶの控えてるのねぇ~」
「建前上な。気づいてるとは別として、前々からの知り合いとは思われたくねぇ」
「えーどうしてー?いいじゃない、自慢の生徒ですってセンセイ言いたいのよ~?」
上目遣いでじっと見つめられて言われたら、再び気持ちがぐらりと揺らいでもおかしくない。
金色の瞳から逃げるようにすっと目を逸らし、双眸を細めてぽつりと呟く。

「言わなくていい。…お世辞にも良い生徒とは言えなかっただろ」
「私が受け持った生徒に、自慢じゃなかった生徒なんていません」

凛とした立ち振る舞いで透き通った声で発する。
真っ直ぐと真剣な表情で見つめてくる星に向き直る。
気持ちが軽くなったのは、本当に本心からそう言ってくれているからなんだと思う。
いつまで経っても勝てねぇな…


「……前言撤回。やっぱりセンセイは優しいぜ」
ふっと困ったように微笑しては髪をくしゃりと撫ぜる。
まだ煮え切らないこの気持ち、割り切れないこの想い。
だけど先に進まなければいけない。忘れるんじゃない、前に進まなくちゃ。
初めての恋はこうして幕を閉じた。


***


ちょっと疲れたので無理に終わらせr
カイイって何キャラだっけ?ドSだよね?←
というかコレ…いっちゃん編で続いてしまうんじゃ…(笑


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